
あさひこ幼稚園は平成18年度に新築・移転いたしました。
あさひこ幼稚園は村積山の麓、市内でももっとも自然保護の厳しい、風致地区内(緑化率40%etc.)に設置されます。
園を一歩出れば村積山山頂へと続く遊歩道、獣道が幾重にも枝分かれし、幾種類もの生き物や植物たちが四季を巡って息づいています。
子どもたちは自然にとりこまれ、共生し、豊かに五感を働かせながら感性の芽を伸ばして育っていきます。
坂道を登って幼稚園へ。大きな第一駐車場があります。
また、第二駐車場からは森の中の遊歩道を通って登園できます。
この「送迎門」をくぐると、園生活の始まり。
園庭を通り、お友だちの遊びや、飼育舎のヤギやウサギを見ながら、靴を履き替え、直接自分のお部屋へ行けます。
園庭は上下二段に分かれ、連続しながらも独立した遊び空間を作っています。
下段は、まだまだ小さい3歳児が安心して遊べる遊びスペースを用意しました。先生の目の届く年少組の保育室の前に、大好きな砂遊び、どろんこ、ママゴトごっこなどをじっくり楽しめるお庭です。
上段は、友達と深くかかわったり、興味・関心の深まりのなかで、試したり、挑戦したりとことん好奇心をもって遊びこむ4,5歳児、そんな子どもたちの思いを実現できる遊びスペースです。
すべてのクラスの保育室に面したお庭は、子どもたちが見合い、憧れ、真似るという相互刺激を育ちのエネルギーに転化していきます。
2つの園庭は、もともとひとつの園庭を斜面で分けたもの。斜面には、ダイナミックな人工芝の坂すべりや、実のなる木を集めたゾーン、飼育舎のヒツジの放牧スペースがあります。
今はまだ小さい「実のなる木」たち。でも季節になればしっかり実をつけています。
園庭の中には、クラスで育てるプチ農園も。
採れた野菜は、みんなで調理して食べます。
かわいいヒツジたち。とっても人気者です。
入園したばかりの年少さんの中には、ヒツジにえさをあげることで心が安定してくる子もいます。
園庭の端にある六角形の建物は、クラフトハウス(工作室)。
クラフトハウスでは、お絵かきや粘土遊び、木工などが楽しめます。
また、年中・長保育室の裏には、第三の園庭、運動広場が。
遊具も何もないこの広場では、鬼ごっこ、ドッヂボール、ラグビーごっこ、サッカーごっこ、一輪車etc…
体を使った遊びが思いっきり楽しめます。
お泊まり保育では、キャンプファイヤーも!
「農と食の広場」、農園です。写真ではおいもを育てています。おいもの後は玉ねぎを植えます。四季を通して旬の野菜を育て、収穫し…自分たちで育てた作物を自分たちで料理して食べるという体験は、とても身近な自然体験であり、食育です。
保護者による「農園ボランティア」活動も楽しく行っております。
また、もともとの山をそのまま残した森も。ドングリやクリを拾ったり、昆虫を捕まえたり、木登りもできれば、木陰で絵本を読んだり・・・。
一歩園舎に入ると、とても気持ちいい木の香りが。
あさひこ幼稚園の園舎は、玄関部分と遊戯室だけ鉄筋コンクリート造ですが、あとはすべてが瓦屋根の木造平屋建てです。(写真は、玄関と職員室を結ぶ、園唯一の階段です)
子どもたちを木の香りで包んでやりたい・・・。そんな思いから壁は天然の杉板、床は天然杉の集成材を使いました。天井にはガラス瓦や天窓も取り入れて、やわらかな陽の光が差し込みます。
また幼稚園の保育室は"勉強を教える"といった単一の機能しか持たない教室ではありません。ママゴトもできる、秘密の基地も作れる、お店屋さんごっこも楽しめる、絵本も読める、造形遊びもできる、給食も食べるetc…といった「多機能プレイスペース」であってこそ、子どもたちは体験を通して育っていくことができるのです。(写真は年少保育室)
写真は年長保育室。年長のみ暖房は薪ストーブです。冬場は自分たちで薪を集め、暖をとります。
平屋建ては園庭との距離感を縮め、外の遊びや自然現象が子どもたちの生活と融合します。
預かり保育のお部屋。
半日保育日は、写真のように三学年合同でお昼ごはんを食べます。
図書室には、5000冊を超える絵本や紙芝居がどっさりそろっています。
親子そろって絵本に親しみ(貸し出しあり)、親子の暖かいつながりを深めることができます。また図書ボランティアのみなさん(保護者の自主活動)の読み聞かせ活動は、子どもたちの豊かな情感を育みます。
遊戯室も木の香りでいっぱいです。
保護者が幼稚園に関わる機会の多いあさひこです。
PTA専用室も用意してあり、いろいろな活動を気持ちよく行えます。
職員室前のサンテラスだって、子どもたちには遊び場です。暖かな日差しの中で、ピクニックごっこなどを楽しんでいます。
職員室も、木造にこだわっています。ケガや病気の子を暖かく迎え入れます。





