




あさひこ幼稚園の自然教育
子どもの遊びを振り返ってみましょう。
その遊びはお部屋の中ばかりに偏っていませんか?
テレビや、ゲームにかじりついていませんか?
すぐに飽きてしまいそうなおもちゃばかりで遊んでいませんか?
これでは何事にもいきいきと眼を輝かせて、主体的に生活しようとする子どもを育てることはできません。
そこであさひこ幼稚園では、年間を通して野外にでかけ、子どもたちが豊かに自然と触れ合う園外保育も、保育の大切な“かなめ”としています。また年間計画のなかには、保護者の皆さんのご参加を呼びかけて、親子そろって自然の中で遊ぼうという機会も設けているものもあります。
自然には子どもたちがスクスク育つ“仕掛け”がぎっしり詰まっています。 その“仕掛け”を紹介すると・・・・
その1「直接体験の世界」
幼児期の子どもにとっては、自分の生活と関わりのない知識や技能を一方向的に教えられて身につけていくことよりも、生活や遊びの中で実際に体験してみて、“あっ、そうか!”と心と体で理解していく体験こそが、心の奥深い所にしまいこまれ、根元的な感性や人格を形成して行く源となるのです。
自然のなかでの遊びは、まさに直接体験を実現します。
その2「未知との出会い」
子どもは目に触れる未知なるもののすべてに好奇心を抱き、遊びとしてかかわっていくうちに、それを自分の世界に取り込んで成長していきます。
自然の中には子どもたちがワクワクするような未知の世界がいっぱいです。
その3「五感への働きかけ」
子どもの興味や関心に基づいた、試行錯誤的な直接体験としての自然の中での遊びは、五感(視・聴・触・味・嗅)を豊かに刺激し、感性を養います。
その4「生命との触れ合い」
動植物などとの触れ合いは、子どもに人間と自然とのつながりを体験させ、将来認識すべき、地球環境の在り方に対する原体験を形成します。
その5「豊かな季節感」
季節の変化は自然の中での遊びに多様な変化をもたらし、同時に子どもに季節感を育みます。季節感をもつということは、子どもの生活に1年という単位のリズム感を与えてくれます。
その6「健康な身体活動」
子どもの身体活動は大人が押し付けたものではなく、子ども自らの意欲に基づいたものでなければなりません。自然の中での遊びは、無理なく子どもの身体活動を促します。